以下は 2018年10月14日於いてここい~ら「語ろう人狼」 にてメルクマールのマツモトさんに語って頂いた内容を猿遊会Gヒラタがまとめたものです。マツモトさんの意図と異なる部分があるかもしれません。ご承知置き下さい。(タイトルは今付けたもの)
今回一番聞きたかったのは人狼の魅力。「人と人との距離が近づくこと」と教えて貰いました。また、あまり実用性は強調しないようにしているということでしたが、立場、利害が異なる人に自分の考えを説明しなければならないので表現力がつくということでした。
GMされるときに細かな配慮があるのにも驚きました。レーザーポインターやチェックシートなどのツールを準備したり、メンバーの経験や議論の進み方で時間配分を微調整したり、仲間内だけのクロストークにならないように伝えたり、多岐にわたって忙しいのがわかりました。
自分のようなゲーム好きからすると、正直人狼にはいくつか欠点があると思うんですよ。それについても思い切って聞いてみました。初日に吊られる問題については「最初の議論で自分の陣営のために全力を出していれば後の議論も楽しめるはず」と言う指摘にはなるほどという感じ。また派生ゲームはルールが緻密になると何度か遊ぶうちにセオリーが固まってきて作業的な部分が出てくるように感じているとおっしゃっていました。
それについては自分もわかるところがあって、ルールが増えてくるとどうしても詳しい人の発言が多くなると思っていました。人狼はルールがシンプルでGMもいるので不慣れな人でもルールの理解に不安を持つことは少ないかと思います。そのためゲームの本筋である議論に集中できるのではないでしょうか。それはしかし、同時にGMの力量でゲームのスムーズさに違いが出てしまうということでもありますね。GM,同席しているプレイヤーによってゲームの感じが大きく異なるという点はTRPGに似ているようにも思います。
はじめて人狼を始めたい人は自分でカードを買うよりは人狼会に参加してみて欲しいということでした。経験あるGMと遊ぶ方が人狼の面白さに触れやすいと言うことだと思います。
もう一つ聞きたかったのが現在の盛り上がりについて。たびたび児玉健(こだま たけし)さんという方の名前を目にするので有名な方かと思っていたのですがパイオニアとも言えるような方のようですね。けん玉でも有名だそうです。なんか人狼勢のけん玉率高めだなとは思っていました。他の人たちがプレイしている様を観戦するというイベントもあったり、ゲームの様子が動画配信されていたりとさまざまな楽しみ方があるようです。機会があれば観戦してみたい。 マツモトさん、参加頂いた皆さんありがとうございました。
マツモト プロフィール
浜松テーブルゲームコミュニティ メルクマール主催
ボードゲームに造詣が深く軽妙な語り口で親しまれている。人狼会、ゲーム会を浜松を中心に主催
Twitter https://twitter.com/merkmal8002
Blog https://ameblo.jp/merkmal8002